バイエルン・ユベントス・PSG 1強リーグ

日本のJリーグは優勝を予想することが難しいリーグとして知られていて、開幕から25年が経ちましたが、最多優勝は鹿島アントラーズの8回、最多連覇も鹿島アントラーズの3連覇となっています。25年間で優勝したことがあるチームも10チームと多く、2012年には前年2部から昇格した柏レイソルが史上初の昇格1年目での優勝という偉業を成し遂げています。

欧州では逆に1強状態になっているリーグが多くあり、ドイツのブンデスリーガではバイエルンが現在6連覇中、イタリアのセリエAではユベントスが現在7連覇中、フランスのリーグアンではPSGがここ6年で5回の優勝を記録しています。

このように1つのチームが飛びぬけて強い理由は資金力の差が非常に大きかったり、国内の他のチームから有力選手を獲得して自チームを強化し、他チームを弱体化させたなどの理由が考えられます。ヨーロッパではチャンピオンズリーグというヨーロッパのクラブチーム王者を決める戦いがあり、この大会で勝つためにはスタメン以外の控えの層を厚くする必要があります。バイエルンやユベントス、PSGはチャンピオンズリーグ優勝を狙っているため、国内リーグでは過剰とも言える補強をし、他チームとの差は広がる一方です。

現在世界で1番人気のリーグはイングランドのプレミアリーグですが、このリーグは毎年4~5チームが優勝を争っています。毎年同じチームが優勝するよりも複数の優勝を争うチームが切磋琢磨することで、リーグ全体の活性化とレベルの向上に繋がると考えられます。

1強のリーグ